トランス脂肪など危険な油を含まない
食用油の製造法は油を絞る効率を高めるため、化学溶剤を使って絞り、その後に熱をかけて溶剤を飛ばす方法でつくられた“危険な油”が使われています。このためトランス脂肪酸などの有害な物質が発生します。トランス脂肪酸は大量に摂ると動脈硬化や心臓病のリスクが高まるといわれ問題となっています。アメリカのFDA(食品医薬品局)は2006年からこの“危険な油”表示を義務付けています。
オメガ3と6のバランスが崩れています
健康維持に必要な必須脂肪酸のバランスが崩れています。体に不可欠な脂肪酸というと、従来リノール酸を多く含むベニバナ油、大豆油、コーン油などが言われてきました。これらの油に含まれる成分は大半がオメガ6系の脂肪酸ですが、食生活の欧米化でこの油の摂取量が増え続けています。逆に日本人のオメガ3系の脂肪酸の供給源になってきた魚の油の摂取量は減る一方です。そこで亜麻仁油が注目されているわけです。こうしたオメガ6とオメガ3脂肪酸の摂取量は本来よいといわれる2対1から8対1のバランスになっていると言われています。これが様々な健康問題を引き起こしていると言われています。そこでオメガ6を減らして、オメガ3を増やす必要があります。
αリノレン酸が必要なだけ体内でEPA,DHAに変わる
魚油は日本人にとってオメガ3脂肪のよい供給源でした。しかし食生活の欧米化で魚嫌いの人が増え、魚の消費量が減るにつれて、オメガ3脂肪酸を摂る量が減ってきています。これを簡便に補うため、最近、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を添加した食品やサプリメントが多く販売されています。しかしこれらを摂らなくても、αリノレン酸の亜麻仁油を摂っていれば、必要なだけ体内でEPA・DHAに変わることが明らかになっています。
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